皆さん、こんにちは。
横浜の探偵「ブルーフィールドリサーチ」の青野です
今回は短編小説でもなく、便利なコラムでもありません。
ただただ私が生命の危機を感じた、探偵としてのリアルな体験談をお届けします。
普段は浮気調査や独身偽装に関する知識をnoteで書いたりしていますが「探偵が死にそうになった話」ってあんまり聞かないですよね?
なので今回は「探偵ってこんなに大変なんだ」という現場のリアルをお話ししたいと思います。
探偵の日常に潜む「生命の危機」
「生命の危機」と聞くと、「危ない人物を調査したのかな?」とか「特別な事件があったのかな?」と思うかもしれません。でも実は、普通の浮気調査で「生命の危機」が訪れるのです。
まず、簡単に浮気調査の流れを説明しますね。
調査のスタートは基本的に、対象者(夫・妻)の自宅や勤務先からです。そこから尾行して浮気相手と接触する瞬間を捉えます。デートや食事を経て二人がラブホテルに入ったら大事なポイントです。不貞を証明するにはホテルの出入りを撮影しないといけません。
さて、ここからが本番。結局ラブホテルに入った対象者たちが出てきたのは翌日、チェックアウトギリギリの朝10時。
この場面での過酷さを少し想像してみてください。
郊外のラブホテルがヤバい理由
繁華街のホテルならまだしも、郊外の車で入るタイプのラブホテルは本当にヤバいんです。
なぜかと言うと、車の出入りだけを撮影しても証拠としては弱いからですね。ガラスの反射や暗さで誰が乗っているか分からないことが多いんです。「一人で休憩していただけ」と言われたら終わりです。
じゃあ、どうするか?
探偵側も車を敷地内に停めて待機するんです。対象者たちが車から降りて建物に入る瞬間、そして出てくる瞬間をカメラで押さえる必要があります。
でも、ラブホテルの駐車場ってタダじゃないですよね?
ここで探偵は1名が客としてホテルを利用し、もう1名が車内で潜んで撮影するという作戦をとります。
ちなみに、浮気相手の住所が分かっている場合はカメラだけ仕掛けることもありますが、多くの場合は対象者がホテルから出てきた後も尾行が必要なので、探偵が車内で張り込むことになります。
真夏・真冬のサバイバル
ここで改めて状況を整理します。
・対象者がホテルから出てくるのは翌朝10時
・探偵は車内で潜んで撮影を続ける
さて、真夏や真冬だったらどうなると思います?
「エンジンをかけてエアコンつければいいじゃん」と思った方、残念ながらそれはできません。エンジン音や振動で存在がバレる可能性があるからです。
真夏はまるでサウナ。車内は灼熱地獄です。熱中症で倒れる探偵も少なくありません。
真冬は外と車内の温度差でガラスが曇るので、窓を少し開けて寒さに耐えます。
もちろん、どちらの季節も快適とは程遠いです。
こんな状況なので、何時間かおきにホテル内にいる仲間が「大丈夫か?」と車内の探偵の生存確認をすることも。
私が活動している南関東は冬はもちろん寒いですが、命を落とすほどではありません。でも、真夏は毎年必ず一度は熱中症になります。本当に気をつけないと簡単に命を落としますよ(笑)
ちなみに、北国の探偵さんたちはどうしているんでしょうね?極寒の中で張り込みなんて想像もつきません。
最後に
探偵という仕事、なんとなくドラマチックでカッコいいイメージがあるかもしれませんが実際はこういった過酷な場面もたくさんあります。でも、依頼してくださる方のためにどんな状況でも手を抜くわけにはいきません。
この記事を読んで「探偵って命がけなんだな」と思っていただけたら幸いです。
そして、もし探偵に興味がある方がいればこの仕事のリアルを踏まえた上で挑戦してみてくださいね。
神奈川 横浜の探偵 ブルーフィールドリサーチ
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