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横浜の探偵ブルーフィールドリサーチ

現実と妄想と境界線と

探偵A: (あくびをしながら)なあ、もう何時間ここにいると思う?


探偵B: さあな。時計を見るのも飽きた。張り込み開始から数えてたけど、途中でラーメンの麺の数数え始めて、そっちに夢中になっちまった。


探偵A: ラーメンか...。腹減ってきたな。


探偵B: 今、言い出すなよ。俺の胃袋が悲鳴を上げ始める。


探偵A: でもさ、張り込みって、基本的には待つだけじゃん。なんか、こう、もっと刺激的な展開とかないもんかね。


探偵B: 例えば?


探偵A: いきなり対象者が変装して現れるとかさ。スパイ映画みたいに。


探偵B: それ、変装を見破れなかったら、完全に仕事失敗じゃん。


探偵A: まあ、そうなんだけどさ。でもさ、たまにはさ、刑事ドラマみたいな派手なカーチェイスとかさ。


探偵B: それは無理だろ。俺たちの車は、燃費が良いのが取り柄の軽自動車だぞ。


探偵A: じゃあ、せめて美女が現れて、俺たちに情報提供してくれるとかさ。


探偵B: それは...あり得なくもないかも。でも、大体そういう情報提供者って、裏があるんだよな。


探偵A: まあ、そうだな。でも、ちょっと夢見てみるのも悪くないだろ。


探偵B: ああ、そうだな。夢を見るのはタダだ。


(沈黙)


探偵A: ...なあ、ちょっとトイレ行ってくる。


探偵B: おい、まさか...。


探偵A: 違うわ!ただの生理現象だ!


探偵B: はあ、疑って悪かったな。でも、早く戻ってこいよ。一人だと寂しいからな。


探偵A: わかったよ。すぐ戻る。


(探偵Aが車から降りる)


探偵B: (独り言)...美女の情報提供者か。まあ、ない話じゃないよな。


(遠くから女性の声が聞こえる)


女性の声: あの...。


探偵B: (慌てて車の外を見る)え?

(そこに立っていたのは、まさに探偵Aが夢見ていた美女だった)


終わり




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