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横浜の探偵ブルーフィールドリサーチ

風俗通いは「浮気」になるのか――探偵が見た裏切りと法の線引き

  • 執筆者の写真: yokohamabluefieldr
    yokohamabluefieldr
  • 10月11日
  • 読了時間: 4分

横浜の皆様、そして全国の皆様

こんにちは、横浜の探偵事務所『ブルーフィールドリサーチ』代表の青野です。



はじめに

「夫が風俗に行っていたんです。私、浮気されたって思ってしまうのはおかしいですか?」


この質問、実は少なくありません。

調査の現場でもパートナーの風俗通いをきっかけに依頼を受けるケースは毎年一定数ございます。


ただ、難しいのは心の痛みと法律の扱いが必ずしも一致しないということ。


今回は探偵として多くの夫婦問題を見てきた立場から

「風俗通いと慰謝料請求の現実」についてお話しします。




法律が見る「浮気」とは

まず前提として、法律で言う浮気=不貞行為とは

配偶者がある人が、自由意思で他人と性的関係を持つことを指します。

つまり、実際に性行為があったかどうかが裁判では大きなポイントになるわけです。


では、風俗通いはどう判断されるのか

結論から言うと


「行為内容」や「頻度」「家庭への影響」によって評価が変わるグレーゾーンです。


一度限りの利用では慰謝料が認められにくい一方、頻繁に通い家庭を顧みずにお金を使い続けていたり、嘘を重ねていたような場合には

不貞行為または「婚姻を継続し難い重大な事由」として離婚原因になることもあります。




慰謝料が認められやすいケース

私が関わったケースでも慰謝料が成立する可能性が高いのは次のようなパターンです。


・サービス内容が性行為に及んでおり証拠が明確に残っている。


・通いが長期にわたり家庭や家計に影響している。


・配偶者に対して嘘を重ね、隠し続けていた。


・子どもの前で風俗関連のトラブルが露呈するなど精神的苦痛が大きい。


このような場合、風俗通いでも不貞行為と同等に扱われる可能性があります。


一方で「マッサージだけ」「一度だけ」など、関係性が希薄で証拠も薄い場合には法的責任を問うのは難しいのが実情です。




慰謝料の相場と判断の基準

一般的な相場としては、離婚に至らない場合の不貞行為による慰謝料は数十万~150万円程度、離婚に至った場合は200万~300万円程度と言われています。


ただし、これはあくまで目安。

判断には以下の要素が影響します。


・行為内容(性交あり・なし)

・頻度、期間

・婚姻関係への影響(別居・離婚など)

・反省や誠意の有無


逆に「一度きりで証拠が曖昧」「夫婦関係がすでに冷え切っていた」などの場合は慰謝料が大幅に減額、または請求が認められないこともあります。




実際の相談で見えてくること

ある依頼者の方は夫のクレジットカードの明細から風俗通いを知りました。

回数は月に数回、しかも家庭では「残業で遅くなる」と嘘をついていたそうです。

彼女は「裏切られた」という気持ちで泣きながら話してくれました。


ただ、弁護士に相談したところ

「性交の証拠がないと、慰謝料請求は難しい」と言われたそうです。


つまり、心の浮気ではなく行為の証明が求められるのです。


このギャップに苦しむ方は本当に多い。

だからこそ、私はいつもこう伝えています。


「感情の整理と法的な準備は別のステップで進めましょう」




証拠を集めるときの注意

探偵の立場から言えば、慰謝料請求を見据えるなら証拠こそ全てです。


具体的には次のようなものが有効です。


・クレジットカード明細や領収書

・特定の風俗嬢へのLINEやメールでのやり取り

・入店・退店の様子を撮影した写真


ただし、盗撮・盗聴など違法な手段で得た情報は逆に自分が訴えられるリスクがあります。


この点はプロに相談したうえで慎重に進めることをおすすめします。




「風俗嬢にも慰謝料を請求できるの?」

よくある質問ですが、風俗嬢に直接慰謝料を請求できるケースはほとんどありません。


理由はシンプルで彼女たちは業務として行為をしているため

「故意に家庭を壊した」とまでは言えないからです。


そのため請求対象は基本的にパートナー本人になります。




ママ活・女性用風俗などの場合

最近は男女逆転のケースも増えています。

女性側が「ママ活」をしたり、「女性用風俗」を利用していた場合も不貞行為とみなされる可能性があります。


判断のポイントはやはり肉体関係と関係の継続性

性的行為があり、恋愛感情や金銭授受が伴う場合には

男女問わず法的責任が問われることがあります。




後書き——探偵「青野」より

風俗通いをどう捉えるか


それは、法律上の問題であると同時に心の問題でもあります。


慰謝料が取れるかどうかよりも「この関係をどう受け止め、これからどう生きたいか」

その軸を持つことの方がずっと大切だと私は思います。



もし今まさに苦しんでいる方がいるなら

感情に押されて行動する前にまず冷静に状況を整理してください。




そして、どうしても納得できないなら専門家の力を借りて

証拠と勇気を持って前へ進みましょう。


それが自分の尊厳を取り戻す第一歩です。



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