top of page
横浜の探偵ブルーフィールドリサーチ

「夫婦関係は破綻していた」と主張させないための記録術

  • 執筆者の写真: yokohamabluefieldr
    yokohamabluefieldr
  • 5月3日
  • 読了時間: 4分

noteにも掲載しています


横浜の皆様、そして全国の皆様

こんにちは、横浜の探偵事務所『ブルーフィールドリサーチ』代表の青野です。


私は探偵として数多くの夫婦問題を見てきましたが、不貞を行った側(シタ)が「すでに夫婦関係は破綻していた」と主張し、自分の責任を軽くしようとする場面を幾度となく見てきました。


言葉一つで事実の重みが変わってしまう。

だからこそ、こちらも“言葉にできる証拠”を淡々と残す必要があるのです。


今回は、LINEという身近なツールが、あなた自身を守る“静かな武器”になり得る、というお話をさせてください。


パートナーの浮気が発覚したとき、ただでさえ心が折れそうになるのに、離婚の話し合いで「夫婦関係はもう破綻していた」と一方的に主張されるのはあまりにも理不尽です。


「関係を壊したのはあなたの裏切りなのに、なぜ私まで責められなければならないの?」


そんな思いを抱える方は決して少なくありません。


「破綻していた」は浮気の免罪符になり得る

法律上、不貞行為が離婚原因や慰謝料請求の対象になるには、「夫婦関係が継続していた」ことが前提です。

つまり、相手が「その前から夫婦関係は破綻していた」と主張すれば、不貞の責任を軽くしようとすることが可能になるのです。


婚姻関係の破綻

夫婦のどちらも婚姻を継続する意思がなく、夫婦としての共同生活を回復する見込みがない状態


そして、この“破綻していたかどうか”を判断する材料の一つとして、「夫婦間のコミュニケーションの有無」が問われます。

もし何カ月も会話がなく、連絡もしていなかったという事実があると「確かに破綻していたのでは」と見なされかねません。



だからこそ、LINEを送り続ける

そこで有効なのが、「LINEでのメッセージを定期的に送ること」です。

たとえLINEなんて送りたくなくても、返事がなく読まれていなくても、あなたがコミュニケーションを取ろうとしたという記録を残すことが大切です。


この“痕跡”は、将来的に「関係が完全に途絶えていたわけではない」「自分は関係修復のために努力していた」と示す証拠になります。


相手が不貞を行ったにもかかわらず、破綻を理由にその責任を回避しようとする——そのとき、あなたを守る“布石”になるのです。



何を送ればいい? 内容はシンプルでOK

「無視されるのに送るなんて…」と心が折れそうになる気持ちはよく分かります。

でも、難しく考える必要はありません。内容は日常の一言で充分です。


例えば

「おはよう。今日も頑張ってね」


「寒くなったね、体調気をつけて」


「今夜は〇〇を作ろうと思ってる」


「〇〇が咲いてたよ(写真付き)」


「今日もお仕事お疲れ様」



重要なのは返信を期待せず継続することです。

一方的で構いません。あなたが「関係を諦めていなかった」という意思を淡々と伝え続けることが、後に意味を持ちます。



LINEは“心の証拠”を残せるツール

既読スルー、無視、返事のない日々。それは決して楽ではありません。

それでもLINEは日付とメッセージの記録が残る、法的にも価値のある証拠になります。


「私はコミュニケーションを絶っていなかった」「関係を守ろうと努力していた」——その事実を示す材料になるのです。



注意点:これは関係修復を目的とした行動ではない

誤解しないでほしいのは、このLINEのやり取りが相手の浮気をやめさせたり、関係を元に戻したりする魔法の手段ではないということです。


これはあくまで「将来的に離婚や調停、慰謝料請求に発展した際に、自分の立場を守るための行動」だと捉えてください。



後書き——探偵「青野」より

私たち探偵の仕事は真実を見える形にすることです。


でも、真実というのはときに静かで、ときに孤独です。

誰にも見えないところで送ったメッセージ——その積み重ねが

実は一番雄弁にあなたの誠実さを語ってくれることがあります。


「もうダメかもしれない」と感じた日々の中で、あなたがそれでも向き合おうとした証。


それは将来、調停や裁判という場であなたの正しさを支える根拠になります。


感情の渦に飲まれそうなときこそ、冷静に一手を打つ。

それが、自分を守るための本当の強さです。


あなたのその静かな努力がどうか報われますように。



神奈川 横浜の探偵 ブルーフィールドリサーチ

note 横浜 ブルーフィールドリサーチ


Comments


bottom of page