「君は特別だ」という言葉が、なぜあなたを救えないのか
はじめに
不倫が発覚したあと、夫からこんな言葉を聞くことがあるかもしれません。
「相手の女性に本気だったわけじゃない」
「君と彼女はまったく違う」
「君は妻なんだから特別な存在だ」
夫としてはあなたを怒らせないために言っているのかもしれません。
不倫相手との関係には意味がなかった。
家庭を捨てるつもりもなかった。
だからあなたとは比べるものではない。
そう伝えたいのでしょう。
けれど、その言葉を聞いたあなたの表情が少しも和らがないことがあります。
むしろ、
「だったら、どうして?」
という顔になってしまう。
ご相談を受けていると、この「どうして?」という部分に夫婦の問題の根深さを感じることがあります。
あなたが知りたいのは夫の心の中にある順位ではありません。
自分が実際にはどう扱われていたのか。
そこなのだと思います。
目次
はじめに
近すぎるからこそ、見えなくなるもの
不倫相手との関係だけが、問題なのではない
「家族だから許される」は、夫婦を壊してしまう
「特別だ」と言う前に
あなたが欲しいのは「順位」ではない
後書き――探偵 青野より
近すぎるからこそ、見えなくなるもの
人はとても身近なものほどその存在を意識しなくなることがあります。
毎日そこにあるもの何を言っても離れていかないと思っているものわざわざ言葉にしなくても自分の気持ちを分かってくれると思っているもの
夫婦という関係にもそういうところがあるのかもしれません。
付き合っていた頃には
あなたの予定を気にしてくれた
何を食べたいのか聞いてくれた
少しでも喜ばせようとしてくれた
嫌われないように言葉を選んでくれた
ところが結婚して年月が経つと
言わなくても分かる
今さらそんなことをしなくてもいい家族なんだから大丈夫
そんな思いが少しずつ積み重なっていく。
そして、気がついたときにはいちばん近くにいるあなたへの配慮だけが失われている。
本人には悪意がありません。
だからこそ、厄介なのです。
不倫相手との関係だけが、問題なのではない
不倫が発覚するとあなたは夫と相手の女性とのやり取りを知ることになります。
そこには
自分には向けられなくなっていた言葉がある
自分とは行かなくなった店に行っている
自分には見せなくなった笑顔がある
何気ないメッセージを何度も送り合っている
それを見たあなたが傷つくのは、単純に他の女性と付き合っていたからだけではありません。
そこに自分との結婚生活との違いを見つけてしまうからです。
「私にはもうこんなふうに接してくれなかった」
その事実に気づいてしまう。不倫相手が特別だったのかどうか。
あなたにとっては、それが一番の問題ではないのです。
むしろ、自分はいつからこんな扱いをされるようになったのか。
その疑問のほうが大きいのだと思います。
「家族だから許される」は、夫婦を壊してしまう
少し皮肉な話ですが「家族だから大丈夫」という気持ちが、家族を傷つけることがあります。
他人なら謝るようなことを、あなたには謝らない。
他人なら気遣うことを、あなたには気遣わない。
他人には時間を作るのに、あなたとの時間は余った時間で済ませる。
そうやって少しずつ夫婦の間に温度差が生まれていく。
もちろん、それだけで不倫が起こるわけではありません。
不倫をした責任は、あくまで不倫を選択した側にあります。
ただ、不倫という出来事によってそれまで見ないようにしていた夫婦の問題まで一気に表面化することはあります。
あなたが問いかけたくなるのは
「相手の女性と私、どちらが好きなの?」ではありませんよね。
その奥には「私はあなたにとって、どんな存在だったの?」という問いがある。
そして、その答えを夫の言葉ではなく過去の行動から探してしまうのです。
「特別だ」と言う前に
「君は特別だ」
この言葉自体が嘘だとは限りません。
本当にそう思っている夫もいるでしょう。
問題はその気持ちが日々の行動に表れていたのかということです。
特別だと思っている。でも、感謝を伝えなかった。
大切だと思っている。でも、話を聞かなかった。
失いたくないと思っている。でも、傷つけることをしてしまった。
「君は特別だ」
そう言われて終わりにできるならそれでよかったのかもしれません。
でも、あなたの中でまだ何かが引っかかっているとしたら。
それはきっと、特別だと思っているという言葉と、実際にされてきたことの間に埋まらない差があるからなのだと思います。
あなたが欲しいのは「順位」ではない
夫からすれば「不倫相手より君のほうが大切だ」という説明で少しは安心してもらえると思うかもしれません。
でも、あなたが求めているものは順位表ではないのだと思います。
一番になりたいわけではない。
不倫相手に勝ったと言ってほしいわけでもない。
ただ、
「私はあなたにとって大切な人なはずなのに、なぜあんなことができたの?」
その答えが欲しい。
だからこそ「君は特別だ」という言葉だけでは到底納得出来ないのです。
むしろ、その言葉を聞いた瞬間に何かがすっと冷めていくことさえあるかもしれません。
特別なら、なぜそんな扱いを受けなければならなかったのか。
都合のいい時だけ持ち出される特別・家族に、安心するどころか余計に虚しくなる。
その感覚はあなたが冷たいわけでも、ひねくれているわけでもありません。
言葉とこれまでされてきたことの間にある差をあなたがちゃんと見抜いているからなのだと思います。
後書き――探偵 青野より
そんな違和感をうまく言葉にできないまま一人で抱えている方は少なくありません。
「特別だ」という言葉は慰めにはなっても、あなたを救うことはできません。
救うのはこれから先事実としてどう向き合っていくかなのだと思います。
夫の言葉が本当なのか、それとも都合よく選ばれた言葉なのか。
それを確かめる方法は感情の中だけを探してもなかなか見つからないものです。
事実として何があったのかを一つひとつ確認していく。
そうすることでようやく見えてくるものもあります。
もし「確かめたい」という気持ちが少しでもあるならyokohama-bluefield.com から悩みをお聞かせください。
神奈川 横浜の探偵 ブルーフィールドリサーチ
note 横浜 ブルーフィールドリサーチ





コメント