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横浜の探偵ブルーフィールドリサーチ

不倫の「時効」?——慰謝料請求できる期限をやさしく解説

  • 執筆者の写真: yokohamabluefieldr
    yokohamabluefieldr
  • 7月13日
  • 読了時間: 4分

横浜の皆様、そして全国の皆様

こんにちは、横浜の探偵事務所『ブルーフィールドリサーチ』代表の青野です。


これまでたくさんの女性の方から不倫や浮気のご相談を受けてきました。「まさか自分がこんな目にあうなんて」

そう声を詰まらせながら話してくださる方も少なくありません。


信じていたパートナーに裏切られたとき、心は大きく揺れます。

怒りや悲しみだけでなく「どうしたらいいのか分からない」という戸惑い。



無理もありません。

裏切られたうえに冷静に法律のことまで考えろなんて、酷な話です。



けれど不倫の慰謝料には時効というタイムリミットがあることをご存じでしょうか。


動き出すのが少し遅れただけで本来なら守れるはずの権利を失ってしまう。そんなケースも私たちはたくさん見てきました。



今回の記事では、不倫慰謝料の「時効」について、できるだけわかりやすくまとめました。




不倫は「民事」の問題です

「時効」と聞くと殺人や窃盗など刑事事件を思い浮かべる方が多いかもしれません。

でも、不倫の場合はちょっと違います。


不倫は刑事ではなく「民事」の問題。

法律上は不法行為とされ、裏切られた側はパートナーや不倫相手に慰謝料を請求する権利があります。


ただし、その権利には時効があるんです。




慰謝料請求の時効には「3年」と「20年」のルールがある

不倫に関する慰謝料には、次のような2つの時効があります。


◾️消滅時効:3年

→ 不倫の事実と相手を知った日から3年以内に請求しないと、慰謝料請求の権利が消えてしまいます。


◾️除斥期間:20年

→ 不貞という行為があった日から20年を過ぎると、たとえ最近知ったとしても請求はできなくなります。


つまり

・「不倫を知ってから3年以内」かつ「最後の不貞から20年以内」であれば慰謝料請求は可能ということ。


※どちらか早い方を過ぎてしまうと、もう慰謝料を求めることはできません。


例を挙げると…

・7年前に終わった不倫を「今日知った」場合 → OK(20年以内)


・22年前に終わった不倫を「今日知った」場合 → NG(20年ルール超過)



状況によっては起算日が変更になることもあります。

ケースによって細かく違ってくるので注意が必要です。




不倫相手が「誰かわからない」場合は?

「パートナーが不倫していることは知ってる。でも相手の名前がわからない…」


そんなときは相手を知らない限り3年ルールの時効はスタートしません。


ただし、ここに落とし穴があります。

「本気で調べようとすれば特定できたのに何もしていない」と判断されると、裁判で知っていたとみなされ時効が成立することもあるんです。


相手の素性が不明でも放置しないことが大切。

早めに探偵などを使って調査し、相手を特定しておくことで後悔を防げます。




離婚した場合の慰謝料はどうなる?

不倫がきっかけで離婚した場合

離婚成立から3年以内であれば「離婚に関する慰謝料」も請求できます。



ただし注意点があります。

不倫相手には「離婚の慰謝料」は基本的に請求できません。


2019年の最高裁判決では、

「離婚は夫婦が決めるもの。不倫相手にその責任を負わせることはできない」

とされました。


ただし、不倫相手が夫婦関係に深く介入していたなど、特別な事情がある場合には例外として認められることもあります。




まとめ:時効に後悔しないために

不倫の慰謝料請求には「3年」「20年」という時効のタイムリミットがあります。


感情の整理ができる前に法的な期限だけが迫ってくることも少なくありません。


「まだ気持ちの整理がつかない」

「何から始めればいいのか分からない」


そんなときは一人で抱え込まず信頼できる専門家に相談することが第一歩です。


あなたの大切な権利を守るためにも「動き出すなら、できるだけ早く」が大事です。




後書き——探偵「青野」より

誰かを信じていた分だけ裏切られたときの痛みは深く残るものです。

不倫は心の問題であると同時に法的な問題でもあります。


でも、傷ついたその瞬間に「じゃあ慰謝料を請求しよう」と冷静に判断できる方はそう多くありません。


だからこそ私は調査だけでなく「タイミング」についても常に意識しています。




慰謝料には時効という見えないタイムリミットがあります。

感情が落ち着くのを待ってくれるわけではありません。


だから、もし今、迷っている方がいたら。

「まだ早い」ではなく「今がそのときかもしれない」と考えてみてほしいのです。


動くのが早すぎて困ることはありません。

でも、遅すぎたときにはどうすることもできなくなる。


そのことを、どうか心のどこかに覚えておいてください。


あなたの気持ちと権利の両方を守るために私はいます。




横浜の探偵事務所「ブルーフィールドリサーチ」

代表・青野




📌 最後に📌

本記事は不倫問題に直面した方が正しい判断をするための参考としてお届けしました。

具体的なケースや法的にお悩みの方は弁護士に一度相談してみてください。

あなたの未来が少しでも前向きなものになりますように。



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