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横浜の探偵ブルーフィールドリサーチ

自己愛性パーソナリティ障害(NPD)と浮気の関係——探偵が見た夫婦の裏側

  • 執筆者の写真: yokohamabluefieldr
    yokohamabluefieldr
  • 9月1日
  • 読了時間: 5分

横浜の皆様、そして全国の皆様こんにちは、横浜の探偵事務所『ブルーフィールドリサーチ』代表の青野です。


前書き

日々ご相談を受ける中で、時折「どうしてここまで冷たくできるのだろう」と感じるケースに出会います。


パートナーの涙にも何の表情も示さず、まるで自分には関係がないという態度を取る人たち。


その背景には、自己愛性パーソナリティ障害(NPD)と呼ばれる性格傾向が関係していることがあります。


NPDの特徴には他人への共感のしづらさや強い承認欲求などがあり、関係に深い影を落とすことが少なくありません。初対面では魅力的で自信にあふれて見えることも多く、カリスマ的な雰囲気に惹かれる人もいます。ですが、関係が進むにつれパートナーの心を疲弊させるような行動が現れるケースがあるのです。


今回の記事では、心理学的な視点を交えながらNPD傾向がある人の浮気行動やその特徴を整理し、関係に悩む方へのヒントをお届けします。


1. 浮気と罪悪感の欠如——共感の枯渇

NPD傾向のある人は他者の感情を深く理解することが苦手とされています。そのため浮気が発覚しても罪悪感をあまり感じず、冷静な態度を崩さないこともあります。


・パートナーが泣いても表情が変わらない


・嘘や言い訳を繰り返しても動じない


こうした態度は受け取る側に大きな精神的ダメージを与えます。ただし、これはあくまで傾向でありNPDと診断された全ての人がこうした行動を取るわけではありません。


2. 承認欲求の補完手段としての浮気

NPDの人は自分を認めてもらいたいという気持ちが強いことが多いです。


パートナーから十分な愛情や承認を得られないと感じると、別の相手から安心感を得ようとすることもあります。


このため、浮気が一時的な心の安定の手段になるケースも見られます。


3. 自己正当化と被害者ぶる戦術

浮気が明るみに出たとき、責任を認めず自分は悪くないと主張する傾向もあります。


時には「お前のせいだ」「自分こそ被害者だ」と言い、周囲を味方につけようとすることも。


こうした態度はパートナーに強い罪悪感を植え付け、自己否定に追い込んでしまうことさえあります。


4. 面談時よく聞く浮気のパターン

ご相談の中でよく耳にするNPD傾向の人に多い浮気のタイプをいくつか紹介します。(あくまで事例ベースであり、NPD特有というわけではありません)


パターンA:パートナーを頻繁に切り替えるタイプ


恋愛初期は熱量が高いが飽きるのも早く、数か月〜1年で冷めて次を探す傾向。もちろん次の相手には「君の方がふさわしい」という決まり文句で。


パターンB:複数の関係を同時進行


平日は職場の女性、週末は元カノ、さらにアプリで知り合った人…と複数を並行。それぞれに役割を与え、自分を中心とした関係を築くケース。


パターンC:SNS・マッチングアプリ依存型


実際に会う前からネットで多数の異性に声をかけ、チャットのやり取りで承認欲求を満たすパターン。


パターンD:浮気をほのめかして相手を支配


「自分はモテる」と繰り返し、パートナーを不安にさせてコントロールするパターン。


5. 関係修復の難しさと対処法——「変わらない前提」で考える勇気

NPD傾向のある人は


・自分の非を認めない


・他者の気持ちを理解しづらい


・人間関係を「支配」や「賞賛」で測る


といった特徴を持つことが多く、関係の改善には大きな困難が伴います。心理療法によって変化が見られるケースもありますが、本人が問題を自覚し治療に積極的でなければ進みにくいのが現実です。


そのため「相手を変える」ことにこだわるほど、被害者が疲弊しやすくなります。


実際に検討したい対策


・信頼できるカウンセラーやサポートグループを利用し、自分の感情や思考のゆがみを整える


・探偵や弁護士など専門家に相談し、証拠収集や安全な離脱プランを立てる


・経済的・生活的な自立を見据えて少しずつ行動を始める


違和感を覚えたらまずは一人で抱え込まず信頼できる第三者に相談することが大切です。


早めの客観的なアドバイスが、心理的な支配から抜け出す一歩になります。


まとめ

・NPD傾向の人は共感が苦手で承認欲求が強く、浮気が繰り返されることも。

・浮気は相手への裏切りというより「安心感を得るための行動」になるケースも。

・行動パターンは多様でSNS依存や複数交際なども目立つ。

・関係修復は難航しやすいため、まずは「自分を守る」視点を持つことが重要。


後書き——探偵「青野」より

夫婦関係はときにとても複雑で第三者には見えない苦しみや葛藤があります。ご相談を受けるなかで自分が悪いのではないかと自分を責め続けてしまう方が本当に多いのです。


しかし、どんな状況でもあなたの心や安全が最優先です。一度立ち止まり、信頼できる誰かに話をすることで新しい視点や安心が得られることがあります。


もし今、パートナーの行動に悩みや不安を感じているなら、どうか一人で抱え込まないでください。


この記事が少しでも皆さんがご自身を大切にするためのヒントになれば幸いです。



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